福島生まれで、母親が英語塾を経営していた
現在ワシントンDCにお住まいのボーク重子さんですが、福島県伊達郡川俣町という田舎で生まれ育ったようです。
絹の里と呼ばれるほど養蚕が盛んな土地で緑あふれる田舎町です。
そんな豊かな地方で生まれ育っていることも秀でた能力につながっているのかもしれませんね。
母親が英語塾を経営
そのような田舎町で、ボーク重子さんの母親は「入塾したら必ず成績が上がる英語塾」を経営されていたようです。
必ず点数が上がると言い切るとは、スパルタ教育法でしょうか・・・
ボーク重子さんがそんな母親からどのような教育を受けていたかというと、まさに「詰め込み教育」でした。
家のトイレには百人一首が壁一面に貼られているような家だったといいます。
さすが、塾の経営者って感じですかね、厳しそうなイメージを持ちます。
何の為に勉強しているのかわからなくなる
中学までは母親に認められたい一心で学業に励み、福島県で5位の成績を取るなどと学業優秀だったようです。
しかしある日突然、成績が下がることの不安から「何の為に勉強をしているのか」ともんもんと考えるようになってしまい成績が下がり始めます。
ずっと他人の為に頑張ってきたからこそ、勉強の根本的理由を見失ってしまったんですね。
そのままポキッと心が折れてしまったボーク重子さん。勉強をしなくなりさらに成績も落ちていきますが、なんとか高校に入学しバンド活動に励んでいました。
大学卒業後は外資系の会社に就職
母親から行けと言われて進学した大学を卒業した後、外資系の会社に就職します。
このまま普通に、結婚、出産とライフステージを経るかと思いきや、思いがけないことが起こります。
それは付き合っている彼氏からプロポーズか?という時
「君は結婚したらその後どういう風に生きていくの?」と質問され、
「どう生きるって?子どもを産んで貴方の面倒を見たいと思います」と返答したボーク重子さん。
そこで彼氏から言われたまさかの一言。
「僕はそれだけの人はいらない」
イギリスの大学院に進学し現代美術史の修士号を取得
彼からの思いがけない一言を受けて一念発起。
ボーク重子さんは仕事を辞め、イギリスの大学院に進学、現代美術史の修士号を取得します。
ここで学んだことを活かして2004年にアメリカでワシントンDC初となる「アジア現代アート専門ギャラリー」をオープンさせています。
トップギャラリーへと成長
オープン2年後にはアメリカ副大統領夫人、美術館や有名コレクター等を顧客とするトップギャラリーへと成長させます。
この年、アートを通じての社会貢献としてオバマ大統領と共に「ワシントンの美しい25人」にも選ばれました。
海外留学後からの生活の変化には驚くものがありますね!どんどんと偉業を成し遂げていく感じが気持ちよいですね(笑)
ライフコーチ業と執筆活動
2015年よりライフコーチ業と執筆を開始し「世界最高の子育て」「世界最高の子育てツールSMARTゴール」を出版。
まさに夢の階段のような出世っぷりですね、凄まじいです。
突然仕事を辞めて海外留学したり、ギャラリーをオープンしたりと、とても行動力のある人柄ですよね。
「子どもを産んで貴方の面倒を見る」と発言した人ど同一人物とは思えないほどです(笑)
娘が全米最優秀に選ばれる
娘であるスカイ・ボークさんは、アメリカで過去60年続いている大学奨学金コンクールにて「全米最優秀女子高生」に選ばれました。
評価対象は、学力だけでなく、コミュニケーション力、共感力、リーダーシップ、体力、社会貢献力などを審査対象とするものです。
5人もの審査員によって厳しく審査される内容です。
予選を経てアメリカの50州の代表になり、全国大会に出て優勝する事で初めて大学奨学金が付与されるものであるため、簡単に取れるものではないことが分かりますね。
そんな中、2017年の第60回大会で優勝したのがボーク重子さんの娘であるスカイ・ボークさんでした。
人種差別が残るアメリカにてアジア系が優勝するのは史上初の快挙だったようです。
まさに子育てにおいても偉業を打ち立てた訳ですね。
おわりに
ボーク重子さんの生まれ故郷から、大学院に進学するまで紆余曲折ありながらも、成功者として確実にステップを上がられた印象のあるボーク重子さんについて紹介しました。
彼氏に振られる経験や、母親からの厳しい教育など人生における壁を何度も経験したことで自分の人生を考えてこられたのでしょう。
学業や仕事においても立派な偉業を成し遂げなビジネスマンですが、プライベートの子育てにおいても優秀な子を育て上げたという偉業を打ち立てた立派な母親です。
挫折や苦労を経験した方が人間は強く賢くなれるのかもしれないですね。
ボーク重子さんからの人生からは学ぶものが多くありました。コーチングや作家としての活動も継続されているようなので、これからも活躍し続けて欲しいですね!