みんな知ってる？宮沢賢治も泊まった格安の大沢温泉で湯治をしよう！

大沢温泉は南花巻温泉峡の一つ

大沢温泉は南花巻温泉峡の一つとして花巻温泉郷の周辺に位置しておりますが、花巻温泉郷の方が知名度は高いかと思います。

花巻温泉郷とは岩手県花巻市にある温泉の総称となっており、1923年盛岡の実業家金田一国土によって開湯されたとされ、昭和初期には「東北の宝塚」を目指し栄えていました。

この実業家の目指すテーマが壮大で面白いですね。今も昔も実業家が街を変えていくのは同じですね〜それにしても、「東北の宝塚」ってどんなイメージだったんでしょうか？(笑)

とにもかくにも、岩手県花巻市にはたくさんの温泉が湧いていることが分かりますね。さすが東北、といったところです。

宮沢賢治が通っていた大沢温泉！

大沢温泉といえば、あの有名な宮沢賢治が通っていた温泉として知られています。

誰もが知ってる童話作家の宮沢賢治ですが、自身が生まれ育った山形の郷里をモチーフとした理想郷にイーハトーブと名付けたことで知られていますね。

理想郷を作り上げることもすごいですが、そこに名前を付けて想像を膨らませることができるのは、さすが才能溢れる文豪になる器の男だなと思っちゃいますね。。。それにしても、頭の中で理想郷を作り上げるのってとても楽しそうです(笑)

また宮沢賢治は、他の文豪と同じく生前無名でしたが、後に有名になった作家の一人。

なぜ有名な作家達は生きてる時には評価されないのでしょうか？宮沢賢治のような生前報われない思いをしていた作家の話を聞くといつも心がぎゅっとなります。こんな素晴らしい功績を残して色々な人に夢を与えたのに、自分自身も報われて欲しかったと思ってしまいます。。。

そんな宮沢賢治は幼少期、父親に連れられてよく大沢温泉に来ていたと記録されていいます。憧れの作家が過ごした温泉に浸かれるなんて、作品が好きな人からしたらとても幸せなことですよね。もしかしたら、湯治客として宿泊しながら物語の執筆などもしていたかもしれませんね！同じ部屋かも、とか考え出したら止まりませんね（笑）

それもこれも200年の歴史ある旅館に泊まるからこそ味わえる悠久の妄想です。悠久の歴史と悠久の妄想を体験出来るなんて、最高です(笑)

近くに宮沢賢治を学ぶことができる施設もあるので、温泉で癒されたあとは、その地のことを少しでも知れるように近くにお出かけするのも旅の醍醐味ですね♪

旅行の際は癒されたり美味しいもの食べたりして楽しむのはもちろんですが、その地のことを学んだり知らなかったことを知れたりすることで旅の満足度もグンと上がるような気がします！人間の知的欲求とは面白いものです（笑）

3つのお宿と6つのお風呂

公式ホームページに記載のあるように大沢温泉は「3つのお宿と6つのお風呂」があります！

どういうことかと言いますと、大沢温泉は格安で利用の出来る自炊部、というものの他に高級旅館と同様なタイプのお部屋も用意している多様性に溢れた温泉旅館となっています。自炊部のお部屋はふすま一枚で廊下との仕切りが出来ているので、壁が薄く周りの人の気配を良い意味で感じれる作りという感じがします！さみしがりやの人は一人でも寂しく感じなくて良いかもしれませんね(笑)

ちなみに、多様性ってとても大事だと思うんです！高級旅館であればある一定レベルのお客しか迎えませんよって感じがして少し嫌な感じもしますが、幅広い価格帯のある旅館であれば、どうぞみなさんお越しくだささいっていうウェルカム感が出ていて個人的にはとても好感が持てます！笑

しかも、高級旅館のお風呂も自炊部利用のお客が利用できるなんてお得過ぎますね。もうふやけるまでお風呂に入ってやるという気概が持てます！

湯治がしたい人または節約志向の人は湯治部を使えばとてもリーズナブルに利用ができますし、長期滞在する事も可能です。湯治をする人は月単位で滞在する人もいるので、一泊あたりの宿泊費が安い湯治場はお財布にとても優しいですね。私も社会から引退したら、月単位での湯治で身と心を癒したい限りです。。。（笑）まだまだ時間が掛かりそうですが・・・

宿泊者にとっては、毎日違う温泉に入れるのはとても嬉しいですよね♪長期滞在の人も飽きずに毎日楽しめそうです。